■「最後の記憶」 綾辻行人

若年性の痴呆症に冒され、自らの記憶を次第に失いつつある森吾の母・千鶴。
千鶴の中に残された、「最後の記憶」とは――?
美しく哀しい、本格ホラー小説。

大学の図書館にあった数少ない小説のうちの一つ。
いや、探せばもっとあるかもしれませんが。
ん、ミステリでもホラーでもない中途半端さで、正直面白くない。
詳しく書く気力も起きないのでこれで了。


お勧め度 3/10



■「七回死んだ男」 西沢保彦

同一人物が連続死!恐るべき殺人の環
殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵

どうしても殺人が防げない!?
不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう、渕上零治郎(ふちがみれいじろう)老人――。
「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。
孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは!時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。

ループ、つまりSFと、推理、つまりミステリという2つのジャンルが上手く合わさっている作品。
初版から10年以上、最近は結構見かける設定となったけれど、それでいてなお十分に面白い。
ただ、軽く読んでると最後の怒濤の展開に追いてかれそうになるので丁寧に読むことを推奨。


お勧め度 8.5/10